去年お菓子博の時に大阪に行って食べた高麗餅(こうらいもち)。おいしくて、上品で、美しくて。大阪に行ったら絶対にまた食べようと決めていました。

17代続く菊寿堂

今回は念願の本店へ。地下鉄北浜駅から5分ほど歩きます。地図を片手にさがし歩き、たどり着いたのは普通のお家…?看板一つなく、お店があいているかもわからない…。ということで思い切って扉をあけてみることに。

イートインスペースとお菓子のショーケース、奥には工場が見えます。入ると中にはお客さんがいらっしゃって少しお話。こちらのお店のお菓子が大好きなんだそうで、「お店にはなかなか来ることができないからできたときはたくさん買うのよ〜。イートインの抹茶もご主人がたててくれるから良かったら食べてみてね」とおすすめまで教えていただきました。嬉しそうに大きな紙袋を手に持って帰って行かれました。

ここ菊寿堂は記録として残っているのは1830年、本当はそれより前の1600年ごろからお店がスタートしたと言われているそうです。以前は船場のあたりにお店があり、終戦後この北浜の場所に移って来たそう。

喫茶メニューとして誕生した高麗餠

当時は喫茶店がなく、上生菓子を作りつつも周りの会社員の方が楽しめるようにとあんみつやぜんざいを振る舞い、その時の喫茶メニューとしてできたのがこの「高麗餠(こうらいもち)」なんだそう。

今では菊寿堂の名物商品。名前はお店のある「高麗橋」から名付けられました。高麗餠を注文すると、「ちょっと待ってねー」とご主人。注文してからつくってくれるのです。

ちらっと見えた工場。あんこを炊くいい香りが漂っています。(写真中央に白あんが見えます)

朝は7時から準備を始めるんだとか。高麗餅は1日20~25セットでるそうです。「1人でやってるからあんまり数は作れないんだよ」とご主人。とても気さくなご主人でニコニコと素敵な笑顔でお話ししてくださいました。

さて、そんなご主人が作る高麗餅がこちら。

上からつぶあん、白あん、抹茶あん、こしあん、ごま。ぎゅっと握った形のついた一口サイズのお餅。

5色が綺麗に並ぶ姿は思わず目を奪われてしまいます。どれかな食べようかな…と考えまずはこしあんからいただきました。ぎゅっと密集したあんこは余分な水分がなく、ほろっとしていて、すっきりとした甘さです。中には柔らかいお餅が入っています。

白あんは高級な白小豆が使われ、抹茶あんはとても香り高く、ゴマは食感、香りとともにtな惜しむことができます。

煎茶や抹茶はもちろん、コーヒーとも相性が良いです。可能なら是非ともできたてを店内でいただいてみてください。ちなみに店内では高麗餅と抹茶のセットやぜんざいなどの甘味も食べることができます。

次はぜんざいを食べにきたいなぁ。おいしいものを食べるとすっと心が洗われる。一生懸命一瞬のおいしさを追求する職人さんたちは本当にすごいなといつも尊敬しています。

優しい気持ちになれる生菓子

菊寿堂では高麗餅を始め、生菓子も販売されていました。今回は「草餅」「桜餅」「大福」「わらび餅」がありました。

以前桜餅と大福をいただいたので今回は草餅を選びました。(どちらも繊細で優しい優しい味わいでした)

http://sesebiyori.com/2018/04/19/kikujudo-kusamochi/

生地がもちっと柔らかく、とろけるようなつぶあんがたまりません。よもぎも主張し過ぎない。餅生地とあんこがそれぞれの良さを引き立たせます。

もう一つ、こちらも菊寿堂さんの銘菓、「梅干し」。

http://sesebiyori.com/2017/09/12/kikujyudo-umeboshi/

梅干しそっくりに作られたお菓子。白あんを羊羹でコーティングし、お砂糖をまぶしたお菓子です。

梅は使われていないので梅が苦手な方でも食べられます。

念願の高麗餅を手に入れてウキウキしながら次の和菓子屋さんへと向かいました。

「あんこ本」というこちらの本にも菊寿堂さんのインタビューが載っています。

お店の歴史やお菓子への思いが書かれています。

日本全国のあんこがのっていますのであんこ好きの方におすすめです。

 

店舗情報

店名 菊寿堂義信
住所 大阪府大阪市中央区高麗橋2丁目2−1
電話 06-6231-3814
営業時間 10:00~16:30
定休日 日曜日
最寄駅 北浜駅
HP  ー