薄皮饅頭(福島/柏屋)

今回食べたのは福島・柏屋の薄皮饅頭。
以前小さいサイズのこしあんは食べたのですが、普通のサイズを思いっきり食べたい！と思っていたので注文しました。

今までいろんなおまんじゅうを食べてきましたが、こんなにもどっぷりおまんじゅうにハマったのは今回が初めてではないか、というほど、毎日頭からまんじゅうが離れませんでした。

今回買ったのはスマートパックという5個いりタイプ。

通常の箱入りは8日なのに対し、このスマートパックは15日間と賞味期限が長いのが特徴です。

つぶあん

まずはつぶあん。

皮の表面からあんこがのぞく姿が愛らしいです。

小豆を感じられるしっかりと力強い粒あんです。

そして、こしあん。こちらは創業当初からつくられています。

普通のおまんじゅうであれば断然つぶあん派なのですが、このおまんじゅうに関してはこしあん派です。

とっても！なめらかん！あんこがたまりません！！！何個でも食べられるおいしさ…！！！

そして、薄皮饅頭の歴史も教えていただけたので記録しておきます。

柏屋の初代・善兵衛さんは元々仙台藩の武士だったそうです。当時は柏屋は旅籠を営んでおり、1階が街道の茶屋でした。そこで初代の妻本名いのさんと出会い、婿に入ることに。

婿入りの条件に、京都で菓子の勉強をしてくることを言い渡され、当時の東北では珍しかったこしあんの製法を学び、持ち帰ったそうです。そして売り始めたのが薄皮饅頭です。

街道を行く旅人がわざわざ回り道して薄皮饅頭を食べに来るほどだったんだとか。ちなみにこのころの薄皮饅頭は今の茶色い生地ではなく、白い生地で天焼きしたものだったようです。今の皮になったのは、第2次世界大戦が終わりある程度材料が入るようになった頃のこと。

材料は揃い始めたものの、白い砂糖が手に入らず、黒糖で饅頭を作ったところ風味が良くおいしい饅頭が出来、これが今の茶色い薄皮饅頭の原型になっているそうです。

実は最初は白いお饅頭だったということにとても驚きました！今回はオンラインショップで購入しましたが、実店舗でしか買えないお菓子がたくさん！ちなみに一番気になっているのは、春限定の花見だんご。早くお店に行ってみたいです。