羊蹄山(北海道/みうら菓子舗)

北海道 みうら菓子舗「羊蹄山(ようていざん)」

どこか旅行に行った時、地名や名所の名前のついた和菓子はどんなものでもついつい手にとってしまいます。

今回行ったのは倶知安駅。

駅周辺からも雄大な羊蹄山を眺めることができます。

羊蹄山の名前を知ったのは、大好きな銀座甘楽の取材に行った時のこと。

「契約栽培で、羊蹄山の麓で作られた小豆を使っています」

とおっしゃっていた時に初めてその存在を知りました。

最初は漢字すら読めなかったのに、縁あって実際に行くことができました。

そんなエピソードのある羊蹄山をモチーフにしたお菓子を倶知安にあるみうら菓子舗で見つけました。

山の形をした桃山生地のおまんじゅう。

(桃山生地は白あんに卵、つなぎのみじん粉や葛粉を入れて、オーブンで焼く和菓子)

頂上部分に焼き色があり、とてもかわいいフォルムです。

中はなんのあんこだろう？と思いながら半分にすると、なんと！！！

カステラが顔を出したのです！！！！！！！

まんじゅうの中にカステラ！！！！

これは珍しい…というか斬新なアイデアだなあとびっくり。

確かに桃山生地はあんこ感が強いので中にあんこじゃなくてもいいのかも…

ほくっとした食感が特徴の桃山生地は白あんのあっさりした甘さ。

そして、カステラのふわっとした柔らかさ、はちみつの香りが広がります。

しっとりしたカステラが皮の役目を果たし、まんじゅうの中と外が入れ替わっているような感覚になりました。

いや〜これはここ最近で一番びっくりした和菓子。

POPなどには中身が書いてなかったので、中身をお知らせして、もっと広まるといいなぁと思ったり。

(POPがなかったからこのサプライズを味わえたのだけど…！)

倶知安を訪れた際はぜひ食べてみてください。

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