「次こそ行こう。」

そう思い始めてから何年経ったんだろうか。

今回訪れたのは、東京駅から歩くこと約10分。

1872年に創業した老舗、「桃六」という和菓子屋さんです。

お店の名前は創業者である林六兵衛氏の名前からきているらしいのですが「桃は?」と思ってしまったのは内緒。

ネットで見たどら焼き、そして「桃太郎だんご」という名前のお団子があまりにも美味しそうで、

そしてなんだか元気がもらえそうで、ずっと気になっていたお店です。

今回ようやくお店を訪ねることができたのですが、もっと早くくればよかった、と思うほど素敵なお店だったので、紹介します。

元気印の桃太郎だんご

お店の外には元気なポップがたくさん!

お客さんも次々ときて、しかも大量に買っていく人が多い。地域に根付いたお店というのがわかります。

お店に入ると一番に目についたのが、名物「桃太郎だんご」。

見るからに香ばしそうな焦げ目。「昔ながらの味」という手書きのそそられるポップ。

これを買うのは決まりとして、もう少しお店の様子を見てみましょう。

大人気のお弁当

他のお客さんが買っていたのはとても美味しそうなお弁当!

お赤飯や茶めしおこわなど鮮やかなお弁当がたくさん積んであり、みるみるうちに売れていきます。

はっぴ姿のおじさんが町内会で使うお弁当を抱えて行く、下町ならではの風景も。

次はこのお弁当も食べたいなと思います!

 

 

あまりにもおいしそうな大福に開いた口が塞がらない

 

ショーケースの一番端っこ、目に入ってきた瞬間この子は訴えてきたんです「食べて。」と。

ライトの関係でこの写真はあまりおいしそうに見えないのですが、もふもふとした真っ白なこの大福は私に食べられるために生まれてきたんだろうと。

この日は1日かけて和菓子巡りをする予定でこのお店はまだ3軒目。

たくさん買ってはいけないとわかっていつつも、大福好きの私にその衝動を抑えることはできませんでした。ぐぬぬ。

季節の大福はあんず大福が。こちらもボリュームタップリのもふもふ感、見るからにおいしそうな一品でした。

結局大福、桃太郎だんご、どら焼きの3点を購入。

近くの公園で早速食べる

和菓子の命は儚くも短い。

特に私の愛する大福、だんごはあっという間に固くなってしまいます。無念。

そう、だから買ったらできるだけ早く、お家に帰る前に、近くの公園や、なんならお店の前で食べるのがおすすめ。

一番美味しい状態で食べられることをきっと和菓子側も望んでいるはずです。

そんなわけで、今回も近くの公園へ。

まずはもふもふと白い粉にまとわれ「買って」と訴えてきた豆大福からいただきます…!!!

お店のショーケースではもう少し高さがあったのでは…?

そう思いながらかぶりつくと平たくなった豆大福の理由がわかります。

中から出てきたのはみずみずしいあんこ。そして周りのお餅は驚くほどとろっとろ!!!!

水分がたっぷり入ってとても柔らかいので高さを保つことができないわけですね。

この大福冗談抜きで飲める。

 

あんこ つぶしあん
サイズ 5cm
日持ち 当日
価格 140円
オススメ飲み物 煎茶

 

やっぱり買ってよかったぁぁぁぁぁ!なんて叫びたい気持ちを抑えて、次にお団子を食べます。

いい感じの焦げ目。お醤油の香ばしい香り。

まずは1つ目をパクッと。

甘くないお団子は、豆大福で甘くなった口の中を絶妙に調和してくれて、さらに香ばしさを放ちます。

あぁ、東京らしいお団子だなぁなんて感じながら、2つ目をパクッ。

(九州の醤油は甘いし、甘くないお団子は売っていない)

そんなわけで気づいたら無くなっていました。想像を絶するおいしさ…!おそるべし桃六の和菓子!!

 

あんこ なし
サイズ お団子3つ
日持ち 当日
価格 140円
オススメ飲み物 煎茶

 

どら焼きは帰ってからのお楽しみ

買った日含めて3日間日持ちのするどら焼きはお家に帰っていただきます。

なんとこのどら焼き、あの国民的女優の森光子さんのお気に入りだったんだとか。

店内には森さんの写真も飾られていました。

どら焼きの味は3つ。

プレーン、梅、栗。今回は何も入っていないプレーンにします。

(初めて行ったお店でどら焼きの味がたくさんあった時、迷った時はノーマルなものを選ぶのがおすすめです◎)

普通のどら焼きより少し茶色が濃い印象のどら焼き。

中はつぶあん、皮にはブランデーが入っていて、想像以上に香り高いです。

ずっしり力強いどら焼き。カステラ生地も密度が高くてぎゅっと濃厚な生地でした。

一個食べるとお腹いっぱい、大満足です。

お茶はもちろん、牛乳、深煎りのコーヒーと合わせてたべたいどら焼きでした。

 

あんこ つぶあん
サイズ 9cm
日持ち 3日
価格 180円
オススメ飲み物 牛乳,煎茶,コーヒー

 

店舗情報

最後に店舗情報です。

値段も手軽で、アクセスも良いので、和菓子屋さんに行きたいけど迷ってる、という方には気軽に行きやすいオススメのお店!

もしお弁当食べたらぜひ感想も教えてください◎

店舗名 桃六
住所 東京都中央区京橋2丁目9−1
電話 03-3561-1746
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜、祝日
最寄駅 東京駅、京橋、宝町
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