福岡 隆勝堂「蹴洞(けほぎ)」

福岡県八女市にある隆勝堂のお菓子。けほぎ、と読みます。けほぎとは、八女市の矢部村という村にある大きな岩のこと。とても珍しい岩で、穴が空いている岩なのです。(「蹴洞岩 八女」で検索してみてください)

日向(ひゅうが、宮崎県)の神様が天馬に乗ってやって来た時、天馬のひずめがこの岩に当ってしまい、こんな穴が空いたのだそうだ。ひずめで蹴ってほがした(穴を空けた)岩だから、「蹴洞(けほぎ)」と呼ばれているそう。

そんな蹴洞岩をモチーフに作られたのがこのお菓子。白あんの中に黄身をたっぷり入れて練り上げ、最後に生クリームを入れた特製あんが特徴。とてもなめらかで優しい味です。

外側の生地はバターとピーナッツバターがたっぷり使割れていて、食べたときクッキーのようなサクサクとした食感が楽しめます。真ん中のくぼみにはくるみが入っていて、サクサクといいアクセント。

口の水分を持っていかれがちなので、飲み物と一緒に楽しむのがおすすめ。牛乳、カフェオレのまろやかさがピーナッツバターのまろやかさとマッチするなと思います。

八女銘菓として、地元の方に愛されるお菓子。小さい頃は飽きて食べなかった、という人も大人になって懐かしさを覚え、はまってしまうという素敵なエピソードも聞きました。

パッケージもおしゃれで可愛いので、ちょっとしたお土産にも良さそうです。

和菓子情報

 種類 饅頭
あんこ 黄身あん
サイズ 普通
日持ち 7日間
価格 108円
オススメ飲み物 牛乳、カフェオレ
HP http://www.ryushodo.com/wagashi/