お待たせしました!和菓子サミット後半の様子をやっと書きました…。

気づけば開催からちょうど1ヶ月。バタバタして訳も分からず終わってしまい、1ヶ月たった後もまだ夢だったんじゃないかと思うほど不思議で貴重な時間でした。改めて当日を思い出しながら書きました。優しい気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

→和菓子サミット前半の様子はこちら

いよいよ開始!

バタバタと慌ただしくしているとあっという間に開始時刻に。当日のタイムスケジュールはこちら。

当日参加してくださった皆さんには手書きメッセージ付きでお配りしました。本当にたくさんの方に来ていただけて嬉しすぎました。

参加してくださったのはこちらの方々。

梅月堂 石原良さん
鳥越屋 鈴木芳乃さん
あじ福 岩川中さん

・高島屋和菓子バイヤー 畑主税さん
・陶芸家 城雅典さん
・彫刻家 田原迫華さん
・お茶屋 有村まさのりさん
・調香師 堀之内夕子さん
・お坊さん 亀井愛子さん
・フードコーンサルタント 川野拓矢さん

まずは自己紹介からスタートです。

まだ皆さん緊張してそわそわ。写真は陶芸家の城さん(上)と梅月堂の石原さん(下)です。

地域に根付く和菓子

自己紹介の後は早速本題へ。1つ目は指宿の鳥越屋、鈴木よしのさんからの議題「地域に根付く和菓子」。

鳥越屋は鹿児島でも有名な温泉地、指宿(いぶすき)というところにあります。とてもおしゃれなイートインスペースもあり、定期的にイベントが行われています(ジャズライブや落語などとてもおもしろい!)。さらに、小学生の女の子たちが自分のおこずかいを握りしめてお茶しに来たの!ママには内緒ね!と可愛いらしい風景が広がっています。お菓子の種類も豊富で洋菓子や鹿児島の郷土菓子がたくさんあります。

そんな鳥越屋のよしのさんは生まれ育った指宿をとても大事にされていて、指宿のことをもっと知ってほしい!ととても活動的。私も一緒にイベントをさせていただいたりしています(おはぎと楽しむスパークリング)。

“地域との繋がりを大事にしつつ、それをどう外に広げるか。”

話し合いでは全国の和菓子をよく知っている畑さんが「郷土菓子の魅力」について語ってくださいました。地域の特産を使ったり、東京や京都ではやっていたものをその地方でできるものにアレンジしてできたオリジナル商品。端午の節句といえば柏餅ですが、いろんな地域で柏餅をもとにその土地に根付いたお菓子があります。(ちなみに鹿児島ではあくまきのことをちまきと呼びます。)

その地域にいるとあまり当たり前すぎて気づかないもの。だけどそんな当たり前のものこそ他の地域から見たらとっても魅力的で羨ましくて。そんな地域の魅力を地元の人がもっと大事にすることが大切なんではないか。地域の特産物を使う、ということにこだわらなくても、その土地に根付いたものを見つめ直して今まで以上に大事にしていこうと思いますととても嬉しい言葉で1つめの議題は締めくくられました。

新しい和菓子と文化を守る和菓子

2つめの議題はあじ福の岩川さんから「新しい和菓子と文化を守る和菓子」。

岩川さんはあじ福の3代目。名古屋での修行後実家を継ぎ、可愛らしい上生菓子や鹿児島ではあまり見かけない干菓子、そして和菓子で作るケーキなどとてもクリエイティブで柔軟。今年の2月にバレンタインに和菓子を贈ろうというイベントを一緒にしてから、和菓子に関して私がやりたいことをいいね!と一緒に盛り上げてくれます。

なかなか鹿児島には浸透していない上生菓子の文化を発信しているのも岩川さんの魅力。一方和菓子ケーキやキャラクターなど、敷居の高い和菓子業界でそんな斬新なことをやってもいいの?という疑問もありつつ、この議題を設定させていただきました。

お客さんが楽しく喜んでくれること。伝統や文化はその後に繋がり、つくられていくもの、と岩川さんはじめ彫刻家の田原迫さんの声も。

今では当たり前と思っていることもできた最初は非難されながら始まったもの。和菓子の世界でいうといちご大福が始まったのはたった30年前です。当時は大福にいちごを入れるなんて!と言われていたはず。それが30年経った今、冬の風物詩となっていますよね。

変わることを恐れずに、今あるものを違うものと組み合わせて、新しい文化をつくっていきたい!と熱い想いを語ってくれた岩川さんでした。

和菓子を楽しむペアリング

3つめの議題は「和菓子を楽しむペアリング」。

和菓子といえばお茶。そんなイメージないですか?

もちろんそれはとても素晴らしい組み合わせ。しかし、他にも和菓子と相性のいいものってあるんじゃないか?もっと楽しみ方があっていいんじゃないか?という思いからコーヒーと相性のいいラムドラをつくる梅月堂さんからの提案でした。

写真:カナエナカ(@fm503_ )さん

ラムドラはあつい、深めの濃いコーヒーとの相性が抜群。他にも焼酎や日本酒と食べる方もいらっしゃるそうです。ちなみに私は飲んだ後、〆の和菓子という文化を今後作っていきたいなと密かに思っています。

鹿児島はお茶文化がとても栄えていて、お茶を飲むのが日常茶飯事。だからこそ気軽におやつ感覚として食べる郷土菓子がとても栄えているんだなと改めて感じました。

また、ペアリングというと飲み物だけではありません。今回参加してくださった陶芸家の城さんのつくる器はとても可愛くてお菓子にぴったり。おきにいりの器にお気に入りの和菓子をのせて、ゆっくりとしたひと時を過ごす。和菓子は場を、心を和ませてくれるお菓子なんではないかなと思っています。

もっと自由に。もっとラフに。「和菓子」の敷居をいい意味で下げること、気軽に食べてもらうこと。それは鹿児島においては文化として根付いていて、だからこそもっと和菓子の楽しみ方の幅が広がっていくといいなと思います。

盛りだくさんのお土産を手渡しで

サミット参加者のみなさんのおかげで観客の皆さんにたくさんのお土産をお持ち帰りいただきました。お菓子がのっているお皿は城さんの作品。手ぬぐい、懐紙は小城花屋雑貨店の小城さんから。今回は参加できないけれどお役に立てたらということで送っていただきました…!ありがとうございました。

こちらは指宿、鳥越屋さんの銘菓いぶすき路とかるかん。

梅月堂のラムドラ。

ラムドラ愛を語った記事はこちらからどうぞ→ラムドラ愛を語ります

他にも岩川さんの干菓子や亀井愛子さんがお寺でお供えしていた貴重な落雁など皆さんのおかげでたくさん準備させていただけました。ありがとうございます。

お土産の和菓子は和菓子屋さんから直接お客さんへ手渡していただきました。「食べたことあります〜!」「大好きです!」など嬉しい会話がたくさん飛び交っていました。

私は和菓子屋さんに行くと、お店の方とついついおしゃべりしてしまうのですが、今の時代において、普段食べているものを作っている方と直接話ができる機会というのはなかなかない気がします。和菓子に限らずやはり作る人と食べる人が直接会話できるというのはとても嬉しいこと。今回そういう機会を作ることができて少し誇らしく思いました。

 

和菓子サミットを終えて

「和菓子っていろんな人が関わっているんですね!」「とても勉強になりました」「ふらっと来たけど奥深い世界に興味が湧きました!」

今回サミットを終えて、全国でいろんな形で和菓子サミットを開催して行くことはもちろん、和菓子と意外なものがコラボできたり、和菓子フェスだったり、また新しいアイディアややりたいことがどんどん生まれてきています。

こう書いてしまうと、大きなことがやりたい!と見えてしまうかもしれないのですが、そうではなくて。あくまで大事にしたいのは職人さんの思い。日本文化の魅力。思いのあるお菓子や、一生懸命頑張っている人たちと一緒に頑張っていくこと。私のやりたいことを再発見できた和菓子サミットとなりました。

和菓子サミットをやりたい!という和菓子屋さんいらっしゃいましたら連絡お待ちしています!その地域にぴったりの和菓子サミットを開催しましょう◎

サミット開催にあたりご協力くださった皆様、参加者の皆さん、ご来場の皆さん、ライブ配信を見てくださった方、本当にありがとうございました。

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