「あんこのお好きな方へお作りしました」

そんなコンセプトのもと生まれたのが函館千秋庵の函館散歩です。

いや〜このコピー、惹かれますよね。函館の街並みが描かれた箱に入っています。

平成28年3月の北海道新幹線の開通にあわせ、発売された商品。3年の年月をかけて誕生しました。味は2種類、こしあんとミルクあんで、この箱にはそれぞれ4つずつ入っています。

5個入りだと専用の箱に入っていたんだけど、各味が5個ずつなのでこしあんとミルクあんどちらも食べたくて、こちらにしました!函館散歩はカステラ饅頭。3種類の函館の名所がお饅頭に刻まれています。

まずはこしあん。

手前の絵柄は函館で最初の営業倉庫を開業した金森赤レンガ倉庫。奥に置いてあるのは星の形の五稜郭です。お城付きとしてはぜひとも一度は訪れたいと思っている観光名所です。

なんと!このカステラ生地めちゃくちゃしっとりしている!!一般的にこういったタイプのカステラ生地のおまんじゅうってあんまりしっとりしたイメージがなかったので、とても驚きました。

生地のしっとりしさの理由は北海道産の牛乳。あんこをしっかりと引き立てるためにこの食感にこだわっているんだそう。そのあんこはとても軽やかであっさりした印象。しっとり感を感じつつ、軽やかに食べられます。クオリティめっちゃ高い…めちゃくちゃおいしいです。

さて、お次はミルクあん!他の県だと、乳製品×あんこの組みあわせってまだまだ少ない中、なんの違和感もなくあんこの隣に並んでいるあたりがさすが北海道だなと思います。

こちらの説明文には、

「白餡が冬の函館を思わせる白あん」

なんて素敵な表現なんだ…早速食べてみましょう!

こちらの絵柄は日本で最初のロシア領事館の附属聖堂として建設された函館ハリストス正教会。丸っこくてとてもかわいいですね。

生地はこしあん同様しっとりしていて、さらにこちらはミルクあんが濃厚なめらか!これは洋菓子っぽいのであんこ苦手な人でも食べられそう。

コーヒー、紅茶、煎茶など、飲み物もなんでも合いそうです。

商品のこだわりに書いてあった「和でありながらひと口食べると洋菓子のテイストを感じる、なつかしいのに新しいお菓子」、本当にその通りだと思いました。

HPに函館散歩だけのページがあって、今回の記事もそちらを参考にさせてもらっているんだけど、とにかく愛がすごい函館千秋庵はたくさんの商品があるのに、一つの商品に対する愛が深いなと感じました!いや〜おいしかった!

和菓子情報

 種類 まんじゅう
あんこ こしあん、ミルクあん
サイズ 5cm程度
日持ち 31日間
価格 8個入り 1060円(税込)
オススメ飲み物 煎茶,コーヒー,牛乳

店舗情報

店名 千秋庵総本家 宝来町本店
住所 〒040-0043 北海道函館市宝来町9−9
電話 0138-23-5131
定休日 水曜日
営業時間 9:30~18:00
最寄駅 函館市電 宝来町駅
HP http://www.sensyuansohonke.co.jp/hakodate-sanpo/index.html
その他取扱店 本通店、千秋庵菓寮、
丸井今井函館店、東京交通会館店、
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