ずっと行きたかった佐賀にあるぼたもち屋さんに行ってきました!その名も「綾部のぼたもち」。

めちゃくちゃ行きたかったその理由は、ぼたもちというとお彼岸に食べる、つぶした餅米にあんこをつけたものを想像しますが、綾部のぼたもちは全くの別物だからです。

ぼたもちとおはぎの名前の違いについては今までも触れてきましたが(ぼた餅は春、おはぎは秋に食べるものでお菓子自体は基本的には同じ)、ぼた餅、という名前がついていながら違う形状ものはとても珍しい!その歴史は古く、なんと綾部のぼた餅が生まれたのは今から約800年前も前のこと!

以下、佐賀県の観光サイトからの引用です。

鎌倉時代に源頼朝が奥州の藤原氏を征伐した時、当町綾部の城主「綾部四郎大夫通俊(あやべしろうだゆうみちとし)」(藤原幸忠)が手勢を率いて従軍、大いに戦功をたてて凱旋しました。この時里人達は沢山の「もち」を搗き、小豆のあんを塗って戦勝の祝餅として振る舞いました。現在は風の神様として知られる綾部神社の参道の茶店にて販売されています。縁起が良い、幸福を招く「ぼたもち」とされ、家内安全のご利益があると言われています。

綾部神社の参道には2軒のぼたもち屋さんがあって、どちらもいくつもりだったんだけど、一つのお店がなんとおやすみ…つらい

定休日の情報がなかったので今度行くときは電話して確認してから行くことにします…そんなわけで、今回は橋本屋さんのぼた餅を食べました。

サイズは5個入り、10個入り、15個入り、20個入りと、5個ずつプラスされていくスタイル。数が少ない方が割高になりそうなものの、1個85円で、何個入りを買っても値段は同じだったので、今回は5個入りを2個買いました!

パックにつめて、包装紙を巻いてくれるんだけど、こういう包装紙ほんとたまんないんだよな〜テンション上がります。

包装紙を取ると、そこに広がるのはあんこの海!!!

みてください、このパック。輪ゴムとかセロハンテープとか、留め具は一切ないのにあんこがふたにくっついて止まってるんですよ。あんこ好きにはたまらない景色です。絶景!

 

あんこの海から出てきたのは小ぶりなお餅。ぼたもち、というよりはあんころ餅、と言った方がいいかもしれませんね。あんこはこしあん、とても濃厚でたっぷり入っているので、これでもか!と思う存分お餅に絡めて食べました。

思っていたより甘くなく、くどくなく、1パックは余裕で食べられます。

ぼた餅の概念を覆されたな〜!!なんて思っていたのですが、そういえば、鹿児島でも、

「おはぎは丸めたもの、ぼた餅はお餅にあんこをかけたもの」

と聞いた気がして、この綾部のぼたもちと関係があるのかな〜!なんて思い出しました。確か鹿児島はつぶあんでしたが!

https://sesebiyori.com/2019/04/24/nukurimochi/

メニューの写真にはきなこもちも写っていたのですが、販売されている気配はありませんでした。ずいぶん昔のものなのかも。

もう一軒の「喜久屋」さんはイートインもできるようで、写真を見た感じ、橋本屋よりもお餅が大きめ?な印象です。気になる〜!!!!近いうちに是非とももう一度チャレンジしたいと思っています!

和菓子情報

 種類 ぼた餅(あんこもち)
あんこ こしあん
サイズ 1パック5個入り
日持ち 当日
価格 1パック425円
オススメ飲み物 煎茶,コーヒー,抹茶

店舗情報

店名 橋本屋
住所 〒849-0101 佐賀県三養基郡みやき町原古賀2017−1
電話 0942-94-2561
定休日 木曜日
営業時間 8:30〜17:00
最寄駅 JR 中原駅
HP
その他取扱店

<参考・引用>

佐賀観光情報ポータルサイト「あそぼーさが」
https://www.asobo-saga.jp/search/detail.html?id=143

みやき町観光情報「みやきsanpo」
http://miyakikankou.jp/main/151.html