首里城近く、沖縄三大まんじゅうの一つでもある「山城(やまぐすく)まんじゅう」へいってきました。
おうちみたいな店舗。ドアを開けると観光客の方が3人、出来立てのお饅頭を食べていました。そして、沖縄のお菓子屋さん安定の、月桃の香り!!おまんじゅうの種類は一種類、蒸しまんじゅうなので、蒸気の暖かさが店内に広がります。
ステッカーや手作りのキーホルダーも置かれてました。かわいい。
雑誌でしょうか?特集された時の記事も飾ってあったので写真を撮りました。山城まんじゅうは、小麦粉と水だけを使った生地で、あずき、砂糖、水飴で作った餡子を包んだ後、平らに伸ばして月桃(ゲットウ)の葉を敷いて蒸すシンプルなおまんじゅう。第二次世界大戦の時に資料が全てなくなってしまったそうですが、創業は160年ほど、現在の店主の方が6代目なんだそうです。
今回は2つ買ったのですが、こんな感じで月桃の葉っぱに包んで受け取ります。
葉っぱを開くとおまんじゅうの登場!
とても平べったい薄いおまんじゅう。小麦粉を使って蒸したおまんじゅうなのですが、フワフワではなくもちもち。九州では熊本の「いきなり団子」もこの生地だし、大分にも「ゆでもち」というこの山城まんじゅうと同じ形状のものが存在します。どこの地域のものが九州中に伝わっていったのか、今後探っていきたいところ。九州以外の地域の人がこのタイプのおまんじゅうを見たら驚くのでしょうか…?
想像以上にもちもちの生地!
あんこはつぶあんとこしあんを混ぜて作るというこだわりっぷり。甘さも控えめで、お客さんは男性の方が多いのだそうです。沖縄のお菓子はどれも月桃の香りが強いですが、この山城まんじゅうは適度な香りで食べやすかったです。ちなみに、月桃の葉は畑で栽培し、週に2回、300枚から400枚ほど収穫されているのだそう。
葉っぱもあんこも丁寧に作られていて、すごく大切に守られているなあ、とまんじゅうやお店に対する愛情を感じました。三大饅頭の一つは残念ながら閉店してしまったので、このお店は大事に受け継がれていくといいなと思います。
和菓子情報
日持ち | 当日 |
種類 | まんじゅう |
あんこ | つぶあん+こしあん |
価格 | 180円(税込) |
店舗情報
店名 | 山城まんじゅう(やまぐすくまんじゅう) |
住所 | 沖縄県那覇市首里真和志町1-58 |
電話 | 098-884-2343 |
定休日 | 月曜・木曜 |
営業時間 | 10時30分~16時(売切れ次第終了) |
最寄駅 | 首里駅 |
HP | https://yamagusuku.okinawa/ |
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