福岡、はやし屋で見つけた北九州銘菓!?「筑前やはた」はゆず香るカステラ饅頭

福岡はやし屋「筑前やはた」

「このお店も確か和菓子屋さんだったような…」

お父さんとそんな話をしながらやってきたお店は

“焼き立てパンあります”

そんな旗が掲げてあってどう見てもパン屋さん。

「うーん、とりあえず入ってみる？」

そう言いながら中に入りました。

まず目に入ってきたのはたくさんの洋菓子。

アーモンドスティックが名物らしく、中に置いてあるショーケースには私とお父さんが大好きな昔ながらのシュークリームとエクレアが置いてある。(黄色いカスタードクリームがたっぷり入ったやつ)

「じゃあシュークリームとエクレア買って帰ろうか、」とお父さんが言うのを聞いてる最中、ショーケースの一番したの端っこに見つけてしまったのです、おまんじゅうを！！！

なんか結構歴史ある感じじゃない!?

というわけで急いで注文に付け加えて購入したのでした。

この饅頭型もわざわざつくってるよな…と思いながら、

お店の方にいつからあるお饅頭か聞くと、

「そうね〜移転前のお店ではもうつくってたから、長いですよ、うん、長いね〜」

と、いつまで待っても何年という数字が出てこない…が、意外と歴史のあるお饅頭のようです。(だったらもう少し見えるところにおけばいいのに…)

そんなわけで筑前やはたを紹介します。

初めて聞くお饅頭の名前に驚きを隠せません…

包装紙には小さく「北九民芸菓」の文字。

それならもっと有名でもいいのでは？謎は深まるばかり。

袋を開けると出てきたのは、カステラ生地のお饅頭。

この生地は大牟田のカステラ饅頭を筆頭に福岡では割とよく見られるお饅頭。

口元に近づけると甘いいい香りが漂ってきます。

こちらは小豆のこしあん。

こちらは白あん。

どちらもこしあんでサラッとした感じ。

皮生地にはゆずピールが練り込まれて口の中はゆずでいっぱいに！

初めて食べたけどどこか懐かしいお饅頭でした。

あんこは決しておいしいとは言えないけど、憎めない素朴な感じ。

意外なところに新たな和菓子が出現して驚きを隠せませんでした。

しかし謎は深まったまま…またお店の人に聞きに行こう。

和菓子情報

残月(佐賀/山里屋菓子老舗)

ふたせ饅頭(福岡/ふたせ饅頭本舗)