京都に行きました。

京都といえばやっぱり和菓子。

京都ではお抹茶などと楽しむ「京菓子屋さん」とお饅頭やお団子など日常のおやつとして楽しむ「おまんやさん」が分かれています。

虎屋は京都で創業しているのでもともとは京都のお店。

現在では東京にも本店、という形で赤坂に店舗を構えています。

(こちらの店舗も約1年前にリニューアルされてお洒落になっています。)

今回こそいくんだ!と決めていた虎屋菓寮一条店にようやく行けたのですが、想像以上に素晴らしすぎたのでぜひ一人でも多くの方に行って欲しい!と興奮しています。

最高の接客とともに入店

生憎のお天気だったのですが、お庭担当のおじさんがこのケースを定期的に吹いているんです。

レインコートを着て、びしょ濡れなのににっこりと「ようこそ、いらっしゃいませ」と微笑んでくれました…恐れ多い。

笑顔で「こんにちは」って答えられてよかった…

さて、やってまいりました!”と、ら、や”ののれん。

早速入ります!ドキドキ!するな〜!

中は神々しい雰囲気が漂っていながらも、とても心地の良い空間。

「お部屋とテラス、どちらになさいますか?」

とても丁寧な接客で嬉しくなります。

雨が降っていたこともあり、今回は店内で。

写真を撮るにはお外の方が良さそうです。

実は今回店内にしたのはもう一つの理由があります。

写真を見てわかる通り、このお店にはたくさんの本が置いてあります。

お茶、建築、能、着物など、日本文化を中心に集められた数は約600冊。

これを店内で自由に読むことができるんです。

和菓子の本はもちろんのこと、なかなか見ることのできない虎屋文庫が発行している「和菓子」という和菓子の歴史が詰まった本もほぼ全巻揃って置いてあります。

季節の上生菓子をお抹茶で

本を選ぶ前にまずは注文!

今回は秋の和菓子が勢揃い。

上生菓子は6種類から選べます。

・檀の錦(羊羹製)
・東雲(きんとん製)
・紅葉焼(薯蕷製)
・栗蒸羊羹
・栗鹿の子
・栗粉餅

メニューの写真を見ているだけでかわいい。

他にも期間限定の栗あんみつや、

(メニューのイラスト手書きなのかわいすぎませんか…!!!)

葛切り、おしるこ、いそべ餅など目移りするものがたくさん…

迷った挙句、今回は抹茶と上生菓子のセットにしました。

東雲(しののめ)、というきんとんの上生菓子。

なんだかわからないけど、この言葉の響きが好きです。

そわそわしながら待っているとお菓子が到着。

東雲は明け方を意味していて、白とピンク(紫に近い濃いめ)の2色で表してあります。

中には白あんが入っています。

きちんと説明書きも添えてあって、こういうのがさすがだよなぁ…と感激してしまいます。

物思いに耽っていると、隣の席におじさんがふらっと一人でやって来て「栗蒸しと抹茶で」とサラッと一言。

ひゃー!かっこいいー!

と隣でにやにやしてしまいました。

こんなふうに日常に和の時間があるのはとても素敵。

敷居が高い、と思っていた虎屋のお店も本当に居心地が良くて、結局2時間くらい滞在してしまいました…

それでも店員さんは笑顔で接してくれるし、和菓子の本は読み放題だし、もう最高…

本物を味わうと背筋がピン!として清々しい気分になりました。

1人のお客さんも半分ぐらいいたので入りやすいです。

京都に訪れた際はぜひ、オススメしたい和菓子屋さんでした。

また季節が変わったら来たいなぁ。

店舗情報

店名 虎屋菓寮 京都一条店
住所 〒602-0911 京都府京都市上京区広橋殿町 一条通烏丸西入広橋殿町400
電話 075-441-3113
定休日 なし
営業時間 10:00~18:00
最寄駅 烏丸線今出川駅
HP https://www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=55