こんにちは。
突然ですが、みなさん羊羹は好きですか?

全国各地にいろんな羊羹がありますね。
見た目が華やかなもの、小型サイズのもの、関西の丁稚羊羹、日光の羊羹街道。名産を使った羊羹、季節物を使った羊羹。私は福岡のお隣の県、佐賀にある小城羊羹がお気に入りです。

たくさんの種類がある羊羹ですが、今回は日本橋、榮太樓總本鋪さんのブランド「からだにえいたろう」から発売中の「糖質をおさえたようかん」のイベントに行ってきましたのでレポートしたいと思います◎

榮太樓總本鋪とは

文政元年から続く榮太樓總本鋪。
伝統を誇り、進取性を好む江戸っ子気質を菓子作りに生かし、伝承の技を基に、その時代の嗜好に応えつつ、新しい味の創造に努めてきたというえいたろうからはたくさんの和菓子が生まれてきました。飴に羊羹、大福、あんみつ。中でも私のお気に入りのきんつばです。

名代金鍔(東京/榮太樓總本鋪)

本店と日本橋の高島屋では焼きたてのきんつばが食べらるのです…!
香ばしくておいしいのでおすすめ。

今回のイベント会場となったのは日本橋本店。
和菓子が購入できるのはもちろん、喫茶も併設されており、ご飯や甘味を楽しむことができます。(私はあんみつがお気に入りです。)

#マイようかんアンバサダー

今回開催されたのは、#マイようかんアンバサダーというイベント。ようかん全体の消費量をあげるためにはどうしたらいいだろう?というのをみんなで考えるとともに、からだにえいたろうから販売されている「糖質をおさえたようかん」を使ったランチ(ロカボ食)を食べて、血糖値の上昇を調べてみよう!というものでした。

「糖質をおさえたようかん」の味はは小豆、はちみつ、黒糖の3種類!

ボトルやポーチに入れて持ち運べる羊羹です。

そんなわけでこの羊羹も使われた糖質制限ランチがこちら!

・鶏ももとガリバタポン酢バジルロール
・エビと厚揚げのナゲット
・羊羹を使った五穀米とこんにゃくライスのお赤飯風おにぎり
・伊達巻(キャラクターのえいたん部分は羊羹)
・舞茸の柚子胡椒潰し
・小松菜と油揚げのナムル
・ひじきサラダ

スイーツ
・黒糖羊羹を使った小豆茶とミルクの2色ゼリー

ドリンク
・はちみつようかんとあずきちゃの生姜ティー

(糖質38.2g カロリー750kcl)

一方比較対象として、社員さんたちは、
おにぎり2個、ヨーグルト、野菜ジュースを食べていらっしゃいました。
(糖質100g カロリー561kcl)

ロカボって何!?

ご飯を食べながら「糖質をおさえたようかん」の監修をされた、「食・楽・健康協会」代表理事の山田悟先生のお話がありました。

今回紹介されたのが「ロカボ食」という糖質を抑えた食事の方法。
毎食20~40g+間食10gに糖質を抑えよう!という考え方なんだそう。
この羊羹は1本あたり糖質が10g以内に抑えられているので毎日食べても大丈夫らしいですよ。

今までの考え方では、カロリーを減らしましょう、腹八分目にしましょう、というのが一般的だったけれど、そうではなくて、脂質はしっかりとって、糖質を抑えましょうというもの。

その結果、痩せてる人は健康的に太り、普通の人は変化なし、太っている人は痩せて、筋肉量も増加、結果病気になりにくい体になります!みたいなお話でした。

(”あぶら”はOKみたいな表現でしたが、登場してたのは良質な脂質ばかり。糖質の役割があまり話されず、糖質ばかりが悪者になっていた気がしたのでちょっと寂しい…)

和菓子の可能性を信じたい…!

お話が終わって、もう一度血糖値を図ります。

赤がおにぎりグループ、青がロカボグループ。
縦軸に血糖値、横軸に食前・食後となっています。グラフだけ見ると確かに青の線の方が角度が小さく、血糖値が上がっていないことがわかります。が、サンプル数が違うのと、ロカボグループは食前血糖値が100未満の人で構成されているので本当の結果はどうなんだろうと思いました。

現在この羊羹はコンビニやドラックストア、病院の売店などでも販売されているそう。病気・体質の関係で糖質を制限する必要がある人にとって、甘いものが食べられるのは精神的にもとてもいいことだと思います。

ただ、一般の健康的な人たちは普通に和菓子食べたらいいんじゃないのかなとも思いました。日本は食も文化も、お祭りも、生活もお米が中心となってできてきました。

和菓子を食べる人が減り、その上、原材料は高騰し、和菓子やさんはどんどん無くなっています。糖質制限を主張するあまり、今まで築き上げてきた和菓子文化を否定したり、そのせいでますます食べられなくなるのは本当に辛い。和菓子屋さん自身が、もっと和菓子の可能性を信じてほしいなと思います。

和菓子の楽しみ方は無限大。

この前誕生日に和菓子でパーティーしたときみたいに、和菓子の可能性をこれからますます見出して、広めていきたいと思った次第です。

もちろん、食べ過ぎは良くないですが、糖質だけを悪者にするのではなく、バランスよく、楽しい食事と、癒しのおやつの時間を過ごしたいなと思いました。