和菓子とコーヒー/誰かのレンズを通して、まちを読む。@清澄白河を開催しました。

あなたはどんな街に住んでいますか?そしてどんな街が好きですか?和菓子巡りをすると見えてくる街の特徴や文化、歴史とみらい。最近和菓子巡りをして思うのは、和菓子屋さんがある町はあたたかくて人情に溢れる町が多いなぁということ。

今回のイベントは「誰かのレンズを通して、町を読む」と題して、月刊誌『ソトコト』編集部で、雑誌や書籍をつくっている、橋本 安奈ちゃんと、企業のSNSやサイト周りの企画運営をしている平 芙実加ちゃん、日本の良さを海外の人に伝えたい!と世界も日本も旅が大好きな宮ヶ原 真衣ちゃんの4人で企画しました。

誰かのレンズを通して、まちを読む。@清澄白河

私が和菓子巡りで無意識に感じていた「まち」に対する思いを改めて気付かせてくれたイベントになりました。

あんこがつなぐ愛

「お団子食べる人?」「はーい!」

遠足気分でなんだか懐かしい気持ち。みんなでお団子食べるなんて究極のほっこり…!

結局4軒のお店を回りました。お店の人ともいっぱいお話ししたなぁ。

このお団子のお店のおばあちゃんとは私が大好きな「豆大福」の話をしました。

「和菓子は何が好きなの?」って聞かれたので「豆大福です!」って答えたら

「どこが好き?」「松島屋って知ってる?」っておばあちゃん。

「おいしいですよね!有名なところ!」

「そうそう。あそこのあんこね、私の主人のあんこに似てるのよ。ちょっと前になくなっちゃって、今は私が1時半に起きて1人で全部作ってるの。主人のあんこはそれは美味しくて。私じゃ真似できなくってねぇ。だからあそこの大福食べると思い出すの。」

この大きな愛がこもって作られる和菓子を、日本の和菓子文化を私は大事にしたい。なくしちゃいけないと改めて思いました。

和菓子というレンズで覗く街

結局10人以上で町歩き。今回行った和菓子屋さんは小さいお店が多かったから、迷惑かな?とちょっと不安だったんだけど、なかなかみない光景に和菓子屋さんもみんな嬉しそうでした。

私がたまたま買いに戻ったお店では嬉しそうに「若い人がたくさんきてくれたのよー!」と常連のお客さんに話してる姿も。

こういう瞬間が私の原動力です。

コーヒーと和菓子ということで選んだ、コーヒーの街、清澄白河。

2つのコーヒーショップでコーヒーを買いました。

「なんでコーヒーの街になったんだっけ?」「ここって江戸時代何があったんだっけ?」

街について考える、そしてみんなで答えを考えるとてもいい時間。

町歩きの後は会場のリトルトーキョーに戻ってコーヒーと和菓子を楽しみました。

「イベントを知ったきっかけは?」「普段どんなことしてるの?」

「あ!この和菓子美味しい…!」「このコーヒーとあうよ、ちょっと飲んでみて!」

本当に何気ないたわいのない会話が生まれるこの瞬間が私は大好きです。

和菓子屋さんの喜ぶ顔も、参加者の方がおいしそうに食べる笑顔も。

おいしい和菓子と共にかけがえのない宝物がたくさんたくさんもらえたイベントでした。

参加してくださったみなさんありがとうございました!

次はどこの街に行こうかな…!

<今回の和菓子MAP>