こんにちは、和菓子女子せせなおこ(@nao_anko)です。

先日姫路に行ったのですが、目的はたい焼き専門店、「遊示堂」のたい焼き。姫路に行ったらぜひ行きたいと思っていたお店です。というのも、恵比寿の有名なたい焼き屋さん、ひいらぎの生みの親なのです。それはきになる!と今回社長さんにお話を伺いに行ってきました。

関西初のたい焼き専門店

「遊示堂は2000年に脱サラして始めたお店です。当時はまだ関西にたい焼きがなく、たい焼き文化を作ろう!と始めました。それまで特別たい焼きやあんこに縁があったわけではないのですが、専門店をやりたい、そんな思いから行き着いたのがたい焼きでした。」

30分かけてじっくり、一匹ずつ。

遊示堂のたい焼きは一匹30分かけて焼かれます。

「中を見てもらえばわかると思うんですが、長い鉄板がありますよね。あれでじっくりと30分かけて焼きます。効率は悪いんですが試行錯誤して生み出しました。」

お店の外から焼いている姿を見ることができます。いい香りが漂う。実際に作っているところを見るのはワクワクしますよね。

「材料はこだわっていて、小豆は北海道産。小麦も2種類をブレンドして使っています。」
30分のこだわりにくわえて材料へのこだわり。遊示堂のたい焼きは社長さんのこだわりで出来上がったたい焼きなのです。

では!焼きたてのたい焼きをいただきます。

カリカリ、そしてもっちり。溢れ出すあんこ。

たい焼きって完全に薄焼き派と厚焼き派に別れると思うんですけど、遊示堂のたい焼きはどちらも魅了するいいとこ取りのたい焼き。

よくたい焼きの皮って“パリパリ”という表現をすると思うんですが、30分の実力がここに現れますね。生地がしっかりと焼かれているので“カリカリ”そして“ザクザク”といった食感になります。

そして“ザクっ”の後に待っているのがそう、“もっちり”。生地に弾力が生まれるんです。びっくり。食感を楽しむたい焼きです。

そして中のあんこ。こちらはこだわりの北海道産の小豆というだけあってコクがすごい。そして一口めをかじると溢れ出てくるんです、たっぷりと詰まっています。(入りすぎて1匹食べる間あんこだけの時もあるほどです。)

たい焼きは頭から?尻尾から?なんてよく言いますが、このたい焼きはどこから食べてもあんこたっぷり。そして全て違った食感が味わえます。

お店の前でいただきましたが、通りすがりの方に「おいしいやろー!」と言われ、びっくりしつつも地元の方に愛されるお店なんだなとほっこりしました。

嬉し恥ずかしそうに、話を聞かせてくれた少しシャイな社長さん(社長さんももちろん店内で焼いています)でしたが、ブログにはとてもあつい思いがかいてあります。興味のある方は見てみてください。→姫路 鯛焼本舗遊示堂 社長のブログ

「昔は毎日たい焼き食べてたんだけど最近は2,3日に1個に減っちゃいましたね〜年には勝てません。」と可愛らしいエピソードもいただきました。色々教えていただきどうもありがとうございました!

お話を伺ったお店:鯛焼本舗 遊示堂

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