南蛮菓子を調べていた時のこと。村岡屋総本舗で「ケイジャーダ」という商品が売られていることを発見!昔はなかったの商品なので、最近販売されたのかな…?
「ケイジャーダ」とは、ポルトガル生まれの郷土菓子のこと。日本に伝わった、という文献は残っているものの、中身がどのようなものだったかは残っていません。ただ、「ケイジャーダ」がチーズを使うお菓子で、、当時チーズが無かった日本では代用品として南瓜が使われていた?という説があったり、何はともあれいまだによく解明されていないお菓子です。
村岡屋総本舗のこの「ケイジャーダ」のほかに、佐賀の鶴屋で「肥前ケシアド」という商品名で販売されています。
パッケージの模様はポルトガルで見られる幾何学模様の「アズレージョ」がモチーフ。黄色と青の可愛いパッケージでお土産にも良さそうです。
さて、袋を開けるとチーズの香りがふわり。チーズタルトのような見た目のお菓子が登場しました。明らかに和菓子ではない見た目でありながら、なんだか歴史を感じられるのがおもしろいポイント。こんなものを見たら当時の人はきっと驚いたに違いありませんね。
薄めのタルト生地のようなサクサクとした外側の生地の中にはクリームチーズ感強目の、チーズタルトのような生地が流し込まれています。
ポルトガルで実際に売られているケイジャーダは外側の記事がもっと薄くて餃子の皮のようなんだとか。いつかポルトガルに行って食べてみたいです。
https://traveling-pp.com/sweets-memo/queijada/
中のチーズ部分はフランス産のチーズにいんげん豆が使われているのだそう。洋風ながらも、あんこが使われていることでほっこりとした味わいが生まれ、洋菓子ではなく「日本のお菓子」を食べていることを感じさせてくれます。
ケイジャーダの謎は深まるばかりですが、こうして新しい商品として南蛮菓子が食べられるようになるのは嬉しいです。改めて九州のお菓子の奥深さを感じさせられたお菓子でした。
店舗情報
店名 | 村岡総本舗本店 |
住所 | 〒845-0001 佐賀県小城市小城町861 |
電話 | 0952-72-2131 |
定休日 | |
営業時間 | 9:00~18:00 |
最寄駅 | JR小城駅 |
HP | https://muraoka-sohonpo.co.jp/ |
その他取扱店 | https://muraoka-sohonpo.co.jp/tempo |