白が好きです。
真っ白な気持ちは初々しくて、
ちょっとクリームがかった白はほんわりと優しい気持ちにしてくれる。
今回の和菓子は大好きな梅と大好きな白の白梅。
みているだけでふわっと梅のいい香りが漂ってきます。
白にもいろんな種類があって今回は「胡粉色(ごふんいろ)」を選びました。
胡粉とは焼いた貝殻の粉末で作る白い顔料のこと。
かつて中国の西方を意味する胡(こ)から伝えられたことから、胡粉と呼ばれるそうです。
日本では室町時代から使われているらしく、日本画や日本人形、木工品などの色付けに使われてきました。
こういうことをちょっと知るだけで、次から見る視点が変わるものだからとっても不思議。
柔らかな白を見て、ゆったりと穏やかな春を過ごしたいものです。
和菓子写真提供:@wagashi_moments