まるで竜宮城のような赤い門が目を引くこちらのパッケージ。
佐賀県、武雄温泉の物産館で購入しました。描かれているのは武雄温泉の入口に立つ楼門。天平式楼門と呼ばれ、釘を一本も使っていない建築物なんだそうです。
というのも、この建物を作ったのは、東京駅を設計した辰野金吾。大正4年(1915年)4月12日に完成しました。平成17年には国指定重要文化財に指定され、平成25年には保存修理されたのち、建造当時の朱色が復元されました。
二階天井の四隅には子(ねずみ)、卯(うさぎ)、午(うま)、酉(とり)の彫り絵があり、これは干支(えと)の十二支の内の4つで、方角でいえば「東西南北」にあたります。
なんと、2012年に復原された東京駅南北ドームの天井には、巳(ヘビ)や辰(たつ)など8つの干支のレリーフがあり、「なぜ、8つだけだったのか」、長い間、謎とされていましたが、楼門の4つの干支と東京駅の8つの干支を合わせると十二支が揃うことがわかり、この武雄温泉の楼門とのつながりが発見されたそうです。なんとも粋な、謎解きのような演出です。
さて、そんな楼門が描かれたお土産にぴったりなパッケージに入っているのはどら焼き。栗、小倉、抹茶、柚子、白あんの5種類があり、今回は柚子を選びました。
どら焼き生地は鮮やかな黄色をしていて、とてもやさしい味と食感。そこに爽やかなゆずのあんこが重なります。とてもほんわか、ほっこりしたどら焼きで、特にこのゆずはお風呂上がりにもさっぱり食べられそう。他の味も買えばよかったな、と後悔するほどでした。
今回は楼門も見に行けなかったので、次回は楼門を見に行った後にこのどら焼きも全種類買ってみたいと思います。
店舗情報
店名 | ユキタヤ菓子舗 |
住所 | 〒843-0022 佐賀県武雄市本町7285−5 |
電話 | 0954-22-2962 |
定休日 | 日曜日 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
最寄駅 | JR小城駅 |
HP | |
その他取扱店 | 武雄温泉駅観光案内所 武雄温泉物産館 |