立夏-りっか-5月6日〜5月20日頃
桜も散り、ちょっと前まで花でもこもこだった木は新緑の葉っぱでわさわさになってきました。
わたしは頑張って咲いている花も好きだけれど、ひととおり咲ききって葉っぱがでてきた今頃のほうが落ち着いていて好きだったりします。
さて、きょう5月6日は、「立夏」の日。
暦の上では夏の始まりの日です。そして昨日5月5日はこどもの日(端午の節句)でしたね。
こどもの日といえば柏餅!きっとこの日に柏餅を食べたことのある人は多いのではないでしょうか。
私も幼いころ、この時期になると家族がどこからか柏餅を買ったりもらって来たりして食べていました。
そんなわけで、今回は柏餅のお話です。
柏餅に巻かれている柏の葉は、春に新しい芽が出てくるまで古い葉を落とさないといわれています。
そのことから、「こどもが成長するまで親が生きている」=家系が途絶えないという縁起担ぎの意味があります。
また、柏の葉の巻き方にも実は意味があります。
柏の葉が表を向けて巻かれているのは小豆あん、裏を向けて巻かれているものは味噌あんだそうです。
そんな意味があったとは私も思っていませんでした…!
縁起物の柏餅。
もちろんこどもの日だからといって大人が食べちゃだめなことはありません。
大人もこどもぜひ食べて、夏がきそうな春を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2019.05.06
WRITER あつこ(@koshianworld)
和菓子職人を夢見る女子大生。すきな和菓子は練り切りと羊羹。こしあん派です。「二十四節気と和菓子」を通じて、季節の細かな移り変わりを感じていただけたら幸いです。