穀雨-こくう-4月20日~5月6日頃

新年度が始まって約二週間が経ちました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

最近は、桜が咲いたり散ったりしていますね。

桜や花を楽しんだ後は、農耕の季節が始まります。

和菓子と農業は切っても切り離せない関係。

最近では農業も高齢化が進み、あまり馴染みがない人も多いかもしれません。

しかし、季節によって変わっていく田んぼの様子を実感したことのある人もいるのではないでしょうか。

「穀雨」という季節は、読んで字のごとく、田畑の準備ができて春の雨が降りだすという意味があります。

つまり、農耕を始める目安とされてきた日付なのです。

今回紹介するお菓子は、「ゆべし」。

もともと農家がおやつとして作っていたもので、お米を収穫した時に出る、割れてしまったお米を粉にして調味料と混ぜて蒸したものだったそうです。

私がよく行っている和菓子屋さんではゆべしが常に売られていて、私自身よく食べるし大好きなのですが、偶然こんなゆべしを見つけてしまいました!

本来ゆべしは茶色っぽい色をしているのですが、このとき見つけたゆべしは優しい桜色。

かわいくて、嬉しくなってすぐに買ってしまいました。

いつものもちもちのゆべしの甘さに、桜の塩漬けの香り。

わたしはお花見には行けなかったけれど、目の前に桜の樹があるような、そんな気分にさせてくれました。

「夏も近付く八十八夜」。八十八夜は、穀雨の期間中にあります。

穀雨が終わると、もう夏に入るのです。

春の中に、ちょっと感じる夏の気配。楽しみですね。

2019.04.20

 

WRITER あつこ(@koshianworld)

和菓子職人を夢見る女子大生。すきな和菓子は練り切りと羊羹。こしあん派です。「二十四節気と和菓子」を通じて、季節の細かな移り変わりを感じていただけたら幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です