私のお気に入りの和菓子を種類別に紹介する「my favoriteシリーズ」。

第一弾の大福から少し時間が空いてしまいましたが第二段はどら焼きです。

小さい頃から大人になってもドラえもんが大好きなのですが、そこまでどら焼きに思い入れがあったわけではありませんでした。

それが今ではどら焼きなしでは生きられないほど大好きになってしまったのはたくさんの美味しい、美味しすぎるどら焼きに出会ってしまったから。

たくさんのどら焼きの中からとっておきの5つを厳選して紹介します。

松岡軒/羽二重餅入どら焼き

羽二重どら焼(福井/松岡軒)

まずは福井県、松岡軒の羽二重餅入りのどら焼き。

羽二重もちは福井県の名物でいろんなお店から出ているのですが、私のいちばんのお気に入りはここ松岡軒。

とろーっとしたお餅が口の中でトロトロにとろける優しいお餅です。

そんなお餅が中に入ったどら焼きはボリューム満点!

どら焼きを半分に割るとびよーんと伸びるお餅が美しい。

皮とあんこの間を取持ち、それぞれの良さをさらに引き立たせてくれる最高のチームワークをお楽しみください。

喜田屋/初宿

初宿 小倉(東京/喜田家)

次に紹介するのが喜田家の初宿というどら焼き。

江戸時代、喜田家のある千住は陸奥への玄関口、一番目の宿場(初宿)として栄えていたことからこの名前がつけられました。

ふわふわだけどずっしり密度のある皮はまるでホットケーキような食感。

初宿は小倉(つぶあん)、小倉栗入り、きんとんあんの3つの味があります。

私の一押しはノーマルタイプの小倉。

あんこの味をしっかりと楽しむことができるのであんこ好きの方にはまずこれを食べて欲しいなぁ…!

都内約20店舗のお店で購入することができます。

萬勝堂/みかさ(こしあん)

みかさ こし(奈良/萬勝堂)

奈良に行った時に見つけたどら焼き。

関西では「三笠の山にいでし月かも」に由来して、どら焼きのことを「みかさ」と呼びます。

まずその名称にびっくりだったのですが、

こしあんのどら焼きが売っていることに驚き。

どら焼きのこしあんってなかなか見たことありませんよね…?

半分に割ると中から出てきたのはとても滑らかで薄紫が美しいこしあん。

さらに皮生地はすべすべできめ細かい。

一口食べるたびに体に優しさが取り込まれるようなそんなどら焼きでした。

茶の子/松毬(まつかさ)

松毬 杏(神奈川/茶の子)

こちらは鎌倉茶の子さんのちょっと変わったどら焼き。

松毬(まつかさ)という名前で手のひらサイズ。とても可愛いどら焼きです。

松毬は実は2種類味があって、1つは一般的なのどら焼きの皮につぶあんと栗、2つ目がこの虎模様の皮に白あん、杏が入ったどら焼き。

お店でしか購入できないのでせっかくなのでどちらも楽しんでみてください。

あんこの中に杏が入っているんですが、この程よい酸味が白あんにうつって爽やかな香りが口の中に広がるんです。

どら焼きなんだけど、ちょっとケーキを食べているような、不思議な感覚。

ちょっと冷やして、アイスコーヒーと一緒に食べるのもオススメ!

ちなみに茶の子さんには大きいサイズの蒸しどらというどら焼きもあります。

こちらにはバターあんやごまあんが入っているちょっと斬新などら焼き。

喜久寿/どら焼き

どら焼き(大阪/喜久寿)

最後は大阪喜久寿さんの名物どら焼き。

表面は滑らかできめ細かく、生地の断面はパシッと霜柱が入り、スタイリッシュなどら焼き。

表面は一面ムラなくキレイなきつね色。

あんこはつぶあんでトロッとした印象です。

断面見てるだけで惚れてしまいそうな美しさ…

大阪名物のようでお土産としていただきました。

デパ地下の「当日入荷!」のコーナーにも置いてあったのですが、大人気のご様子。

どら焼きの他のお菓子も食べたのですが、どれもめちゃくちゃ美味しい。

大阪に行った時はぜひ食べていただきたいどら焼きです。

まとめ

どら焼きってどこの和菓子屋さんでも大体置いてあって、あったらついつい買ってしまうんですよね。

いつからかどら焼きを半分に割ってそのどら焼きの表情を見るのが当たり前になってしまいました。

可愛いもの、カコイイもの、美しいもの。

ちなみに包丁でスパッと半分に切ってしまうとどら焼きが機嫌悪くなっちゃうので気をつけてくださいね!

同じものを2個以上食べる時は、クリームチーズと一緒に食べるのもオススメ。

和菓子サミットでみんなで作ったカスタマイズどら焼き楽しかったなぁ…。

今日のおやつにどらやきはいかがですか?